はじめに

今回はPlatform Engineering Kaigi 2024に運営スタッフとして参加したので,参加したきっかけからイベント当日までを振り返ってみようと思います!

きっかけ

私は以前からカンファレンスに興味があり,特にCloudNative Daysのカンファレンスに参加していました.初めはCI/CD Conference 2023にDevOpsという語彙すら知らずに参加を申し込み,CI/CDパイプラインの自動化に感動していました.

それ以降もPlatform Engineering Meetupに参加しました.このイベントは毎回19時からの開始なので大学で講義を受けた後そのままの足で都心へ行き,大きなオフィスで技術の理解を深める経験はとても面白かったなと感じています.

そんな日々を過ごす中で,このコミュニティのもっと近いところに行ってみたいなと思い,これまでのカンファレンスで学んできた知識と,研究室でKubernetesを扱っていること,自宅サーバでCI/CDで遊んでいたことも踏まえて,自分でも何かできないかなと思っていました.

そしてCloudNative Days Tokyo 2023でjacopenさんにイベントで何かお手伝いをしたいということを伝えたところ,Platform Engineering Kaigi 2024に誘われたという流れになります.

運営スタッフになってから

スタッフになってからは正直不安が大きかったです.イベントは参加する側しか経験がなく,イベントの準備がどのように進行していくのか見えてなかったため,これから自分がどのようなタスクを行うのかイメージできていませんでした.

チーム分けでは私はAdminチームの中のAutomationサブチームでリーダをやることになりました.これは初参加ということもあって責任が軽いチームでなおかつ私自身の動きやすさを考慮してチーム分けしてもらった感じです.

Automationチームでは他のチームからinputとoutputの要求をタスクとして作成してもらい,それを自動化するという方法で進めました.はじめにタスク依頼ページをNotionで作成し,Automationチームへの依頼はinputとoutputを入力してもらうことにしました.依頼はメールやGoogleフォームの内容をSlackに通知するタスクが多かった記憶があります.

自動化を行うために使用するツールとしてZapierを採用しました.

理由ははじめに名前が挙がったからというのもあるのですが,ノーコードツールであり他の人の自動化を理解し編集できることが大きかったです.今回は複数人のチーム単位でタスクを行うため,何か問題が発生して作者以外が編集を行う必要があったり,別の人が自動化を引きついだり,複数の自動化の統合を行う状況があると考えました.そういった場合に他の人がシステムを理解できるということはとても強力だと考えました.

実際,自動化の仕組みに問題が発生したときに他のメンバーが修正を行うことができ,継続して自動化の提供をし続けることができました.

ZapierではGoogleフォームの自動化がかなり簡単にできたので,使い勝手を試すために良いタスクでした.この時点でチームメンバーとも作成方法を確認しました.

Automationチームの成果(タスク通知システム)

いくつかAutomationチームで取り組んだものの中で,私が大きく関わったタスク通知システムの話をします.

基本的なタスクをいくつかこなした後,タスクを通知して欲しいという要求が高まってきました.これまでの状況ではNotionにタスクを作成したら,タスク作成者がチームのSlackチャンネルに自分で連絡を行い,確認もチームメンバーが各自でという形でした.

これをタスクが作成されたらそのタスクの担当チームのSlackに通知する自動化を作成しました.

工夫としてはSlackチャンネルがチーム単位とサブチーム単位でそれぞれバラバラだったので,Googleシートで紐づけを行うことで適切なチャンネルに送信されるようにしました.
これの作り方の詳細もいずれ書きたいなーとか思ったり…

このツールはイベント終了後,便利だったと言ってもらえてかなり嬉しかったです.

イベント当日

当日は私の研究室の予定もあり,午後から書籍ブースで販売の仕事を行いました.

ブースの場所がTrack Aの近くだったこともあり,セッションを聞きつつ休憩時間に売り子をやっていました.書籍販売に来てくださった方は,この本には〇〇といった内容はありますかということを聞かれることが多く,いろいろな方のPlatformでどういった部分を学びたいと考えているのかが見えてきて興味深かったです.

イベント本編も問題なく終了しとても安心しました.チケットの販売数で規模感は分かっていたのですが,上の写真撮影で改めて運営スタッフも参加者の方もこんなにたくさん居たんだなと驚きました.

夜には懇親会があり,セッションの感想やPlatform Engineeringに対する考えの交流を行いました.やはり企業で働いている方の視点は自分の思っていることと違うことがあり勉強になりました.

イベント終了後

8/19にはPlatform Engineering Meetup Online #3にてイベントのRecapがありました.配信ではjacopenさんからチームの紹介があり,Automationチームについても紹介がありました.というかそこで紹介されたのでこの記事を書こうと思い立ちました()

イベントの中身の話が多く盛り込まれており,かなり面白い配信になっているのでぜひアーカイブをご覧ください.ちなみにAutomationチームの話は57:40辺りです(小声)

まとめと来年へ向けて

今回のスタッフ参加でイベントがどのように立ち上がって準備を行うのかが理解できとても良い経験になりました.来年は今年作ったタスク通知システムをメール通知の自動化やAnalyticsチームのデータをもとにしてより詳細に管理できるようにしていきたいと考えています.

以上,Platform Engineering Kaigi 2024の振り返りでした~!

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